今パートの目標
前回はDocker環境でSpringBootを起動するためのDockerfileを作成しました。
今回はSpring Initializrを使用してSpringBootの雛形を作成していきたいと思います。
環境について
- SpringBoot 3.2.0
- java17
- macOS Sonoma 14.1.1
- Docker Desktop 4.18.0
Spring Initializrで雛形を作成する
Spring Initializrとは
ブラウザ上で、ビルドツールや開発言語を選択して、雛形となるアプリケーションを簡単に生成することが出来るツールです。
Spring Initializrを使ってみる
下記にアクセスします。
ここでビルドツールや開発言語を選択していき、最終的に雛形となるアプリケーションをzip形式でダウンロードします。
選択項目を説明します。
Project
ビルドツールを選択します。gradleでもmavenでも好きな方で大丈夫です。
今回はgradleを使っていきます。
Language
言語を選択します。今回はJavaで開発していきます。
Spring Boot
Spring Bootのバージョンを選択します。SNAPSHOTでない最新のものを選びます。
※SNAPSHOTとは、あるバージョンに向けて現在開発が進められている途中のバージョンのことです。
Project Metadata
プロジェクトのメタデータを設定します。
- Group
ルートパッケージ名を記載します。 - Artifact
プロジェクト名を記載します。 - Name
プロジェクト名を記載します。 - Description
説明を記載します。 - Package name
プロジェクト名を含むパッケージ名を記載します。 - Packaging
パッケージング形式を選択します。今回はapiなのでjarを選択しています。 - Java
バージョンを選択します今回は17を選択しています。
Dependencies
依存関係を選択します。後からいくらでも追加できるので、今回はとりあえず3つだけ選択しています。
- Spring Boot DevTools
再起動なしにソースコードの修正を反映させることができる開発補助ツール - Lombok
ボイラープレートコード(setterやgetter等)をソースコードから排除するために使用するライブラリ - Spring Web
Spring MVC を使用して、RESTful を含む Web アプリケーションを構築するためのスターター
上記設定ができたら「GENERATE」ボタンを押下し、zipファイルをダウンロードします。
プロジェクトフォルダにSpringBootプロジェクトをコピーする
ダウンロードしたzipファイルを解凍します。
% cd ~/Downloads
Downloads % unzip share-favplace-api.zip
Dockerfileを作成したプロジェクトフォルダ配下にSpring Initializrで作成したSpringBootプロジェクトをコピーします。
Downloads % cp -r share-favplace-api/ ~/develop/share-favplace-api
以上でSpringBootプロジェクトの作成は完了です。
まとめ
今回はSpring Initializrを使ってSpringBootプロジェクトを作成するところまで実施しました。
次回はDockerComposeを使用して、SpringBootを起動させたいと思います。
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